多汗症と言うと具体的な治療法が無い、確立されていない、原因もはっきりとはしていない事で知られています。
そして何歳くらいで発症しやすいのか、いくつになっても治らないのか等も良く分からない事が多い未知数のものです。
多汗症だと既に診断されている場合には、最終的に手術を選択するケースもあると思いますが、年齢の制限等はどのようになっているのでしょうか。
多汗症の手術は何歳から出来るのでしょうか
若年層、特に小さなお子さんが何らかの精神的なストレスを感じて多汗症になると言うケースは少なくないそうです。
お子さんの年齢にもよりますが、大抵の場合は自我が芽生えて自分と周囲の人との違いを認識できる年齢になった頃が多汗症になるリスクが高いかと思います。
もしも、お子さんがこうした状態で多汗症だと診断された場合には、一刻も早く手術をしてその苦しみから救ってあげたいと思うのも親心です。
ですが、手術に関していえば、ホルモンバランスとの関係が深く、ホルモンの働きが盛んになってくる時期、例えば思春期以降にしか手術をお勧めする事は出来ないとされています。
一般的には中学生以降が望ましいと言われており、どのようなクリニックでも受け入れてもらえない事が多いようです。
手術を考える前に確認しておく事
多汗症の手術を考える気持ちは親としては十分に理解する事が出来ますが、その前に、本当にわが子が多汗症であるのかどうかを確認すると言う事が大切になります。
多汗症だと親御さんが勝手に決めつけるのは、お子さんの心理状態としても良い事はありませんし、心配であれば、真実を確かめる事が先決であるのです。
専門医の指導の元、先ずは治療を開始する事から始める事が望ましいでしょう。